最近某ポットキャストでVPNは高いから導入のハードルが高いという話題があり
こっそり2つ試してみたので
こっそりメモを残しておきます
- タウンwifi.app
- VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
1. タウンWiFi
携帯端末専用のアプリとして、街中で飛び交う会員登録要不要の無料無線LANに勝手に接続できちゃう。どこでも自宅に居るみたい。パケット通信料気にしなくてもいい! という触れ込みでスタートした同アプリ。
会員登録すっ飛ばしたり、セキュリティーについての警告文なども一切表示しない点など複数問題視されていました。
が、
指摘を受け、改善に乗り出した結果、VPNサービスを格安で提供することになった(2016年3月頃)
「
タウンWiFi.app」は
その後指摘された問題点を徐々に解決し 月1GBまで無料で使えるVPNを用意したということで
4月の外出時思い出すたび試用しました。
配信では折に触れ、
鍵のついていない公衆Wi-Fiは危険と隣り合わせであると伝えてきた。
本来なら、携帯回線でインターネット通信すればいいのですが、月の通信量がギリギリだとか様々な理由でセキュリティーの低い公衆Wi-Fiを利用することがあるでしょう。
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名古屋市内にて撮影
鍵のかかっていないWi-Fi
手軽さと引き替えに犠牲にするモノがるかも |
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〈WiFiを管理〉から
〈WiFi通信の保護を設定〉をONに |
毎月1GBまでは無料で利用できる。
1GBを超えたらいきなり課金されるわけでなく、「300円払いますか?」と訊ねてくるそう。
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毎月1GBまで無料でVPNが利用できるらしい
その後超えたら300円で利用(初回月は無料) |
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受け入れるとiOSの「設定」に飛ぶ |
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指示に従って追加していく |
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設定後はここで確認できる |
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〈 i 〉で内容が確認できる |
VPN通信中の
以前の配信中にも述べたとおり、
もともと、外出先において公衆Wi-Fiを繋がないようにする為、Wi-Fi設定自体をOFFにしているのですが
約1ヶ月、敢えて試してみました。気がついた時だけ
しかし結果、繋いでみればなかなか...?
私の場合、タウンwifi.app経由の利用を全部足しても1GB に満たない量でした。
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4月末の診断結果
タウンwifi.appでないWi-Fiも全て把握できる
この時、タウンwifi.app経由の利用合計全て足しても
1GBに満たない量でした |
途中でVPNマークが消えたりすることに不振に思ったり、
本当に1GBで足りるのか? といった疑問があったのですが
以下の文章を見て納得しました。
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1GBで足りるのかどうか
通信の途中でVPNが切れるのか
不思議だったけれど |
このサービスはまた始まって日が浅いので、まだこれが結果評価と決めつけず
他の方の評価も参考にしたいところです。
しかし、どんなセキュリティーであっても
外で必要以上にネットバンキングの処理やネットショッピングしないなど不急不要な作業はしない方がいいでしょう。
VPNのハードルのひとつは「高い」ことである。
しかし、その前提は何かと比べて高いということになるのだけれども
殆どの一般ユーザーがその比べる何かを持ち合わせていない。
たとえば、
安全性であったり、必要性であったり。
これは是非必要!と思えば、たとえば15萬もするiPhoneだって買っちゃうわけですが、このあたり目に見えない(しかも今まで被害損害がなかったと思い込んでいる、たまたま運が良かった)ユーザーにははやり1円だって高いのかもしれません。
そこで、無料のVPNはどうだろう?
VPN Gate 学術実験プロジェクトは、日本に所在する筑波大学における学術的な研究を目的として実施されているオンラインサービスです。本研究は、グローバルな分散型公開 VPN 中継サーバーに関する知見を得ることを目的としています。
(VPN Gate の概要より)
続けて、以下のように説明されています
VPN Gate を使うと・・・
VPN Gate に VPN 接続すると、以下の 3 つの利点を得ることができます。
- 政府の検閲用ファイアウォールを回避し、海外の YouTube などの Web サイトを自由に閲覧できます。
- IP アドレス が VPN サーバーのものに書き換わります。インターネットで安全に情報発信をしたり、Web コンテンツを閲覧したりできます。
- 暗号化により公衆無線 LAN を安全に利用できます。
VPN Gate は過去の共有型 VPN サービスと比べて、政府の検閲用ファイアウォールによって遮断されにくいという特徴があります。しかも、無償で利用可能です。ユーザー登録は不要です。
(VPN Gate の概要より)
だいたい以下を読めばわかるのですが(むしろ絶対目を通していただきたい)
L2TP/IPsec VPN プロトコルを用いた VPN Gate への接続方法
端的にまとめると
システム環境設定 > ネットワーク
新しい設定を作成
Mac から VPN Gate へ接続には 2 種類の VPNプロトコルが使用できるが
L2TP/IPsec が推奨されているということなので以下のように
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① 新しい設定をVPNで作成 |
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② L2TP/IPsecプロトコールを利用できるサーバーを参照先から確認して入力(コピペでOK) |
参照するサーバーリスト
よくわからないので、スコアや過去の利用者数、回線品質から判断するしかないような....
それぞれのパスワードは
vpn
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③ それぞれ vpn と入力 |
【詳細】
セッションオプション 3つめのチェックはデフォルトではオフになっているのでオンに
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④ 3つ目の項目にチェックマークをつける |
ネットワークが確立されたら...
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VPNが確立されると 早速セキュリティーアプリが |
ちなみに、警告してくれたウチのセキュリティさんはこれ。
キヤノンITソリューションズ 2016-12-08
以前のカスペルスキーは重すぎて、4,5年前にこちらに乗り換え。
更新は1台目に情報入力すれば他の4台の端末は全く何もしなくて使い続けられるのと処理が早いのが気に入っている。
スピードが遅かったり、必要以上に使う必要はないでしょう。
しかし提供はPCだけでなく、iOSでも利用できるので 知っておいて、試しておいて、
いざというときに慌てないですむでしょう。
iOSには2つのVPN設定
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iPhoneに VPN Gateを設定したところ
タウンWiFiのVPNはこちらからではなく
同アプリ経由でのWiFi接続の際、自動で動作する模様 |
これで安心!といっても
そもそも、
怪しいURL踏んでしまったり、「いまヒマ? コンビニ行ってきて」と話しかけられる系はまた別のセキュリティです。
セキュリティは複数組合せと、ユーザーが賢くなることが最善策です。
日々セキュリティープログラムと共に自分もアップデートしていきましょう。
参考
タウンWiFi|街をWi-Fiで覆い通信制限にサヨナラ(Androidアプリも配布しています)
タウンWiFi、接続時に通信を暗号化するVPN機能を実装 有料プランで通信速度向上も - ITmedia Mobile
VPN Gate の概要