2013/02/28

01台湾大哥大と中華電信のプリペイド SIM カード徹底比較してみた|台灣2013




二大巨頭「台湾大哥大」と「中華電信」概要を解りやすく比較


2月21日〜26日の5泊6日で台灣へ行ってきた。

台湾大哥大と中華電信のSIMを購入し、今後各回線を維持する為、いろいろな検証を行ったリソースを数回のエントリーにてまとめておこうと思う。

かなり時間をかけ寝る間を惜しんで検証した結果なので... 大切に活用してほしいなー と。 (´・_・`)


台灣大哥大 (Taiwan Mobile) 中華電信 (Chunghwa Telecom)
SIM購入クレジットカードOK

パスポートと、運転免許証など国内公的機関発行の身分証明書が必要(顔写真・シリアル番号入りのもの方が確認がスムーズ)
特に運転免許証は全国統一でスタッフも見慣れているので、コピー取ったらすぐ返してくれる。
現金のみ

パスポートと、運転免許証など国内公的機関発行の身分証明書が必要(顔写真・シリアル番号入りのもの方が確認がスムーズ)
特に運転免許証は全国統一でスタッフも見慣れているので、コピー取ったらすぐ返してくれる。
データ通信価格
SIM購入(初回セット価格)
A. 500元 (5日間:通話料150元+100元* inc.)
B. 800元 (10日間:通話料200元+350元inc.)
C. 1145元 (30日間:通話料345元inc.)
D. 5145元 (180日間:通話料345元inc.)

*ボーナスチャージ。使用期限の有無はわからなかった。



[台湾大哥大データ通信]初回価格表。桃園入境フロアカウンターにて(fev/2013時点)
価格表、桃園入境フロアカウンターにて(fev/2013時点)


《SIMなし(始めて購入する人)の場合、既にSIM入手済みもしくはアクティブ回線保持者がデータ定額申し込みをする場合と比較した場合、前者よほうが安く、恐らく初回価格が設定されているようです。》



5日間で申し込んだ。
台湾大哥大は1時間くらいおまけしてくれているようなので丁度足りる。
もし足りなくなっても、中華電信があるので大丈夫という計算。


日割りタイプインターネットサービスを開通しました。
サービスの有効期限は2013年2月26日04:35PMです。
期限後再利用設定は「535」へ直接コールしてください。
D. 100元 (1日間:通話料300元inc.)
E. 250元 (3日間:通話料50元inc.)
F. 500元 (5日間:通話料300元inc.)
G. 500元 (7日間:通話料150元inc.)
H. 500元 (10日間:通話料100元inc.)
 I. 1000元 (30日間:通話料430元inc.)


バリューチャートに記載はなかったが、ボーナスチャージがあった。
ただし、有効期限は3ヶ月。
これについて、カウンターでの説明はなく、自力で残高照合した時に音声ガイダンスでのみ確認可能。※SNSメッセージ着信ではボーナスチャージについての案内はない。(詳細は後ほど)


価格表、桃園入境フロアカウンターにて撮影(fev/2013時点)


中華電信はおまけなし。
5泊6日だったので7日間プランで申し込んだ。
(5日も7日も価格は同じ500元。通話料に差額が反映されるだけ)


日割りタイプインターネットサービスを開通しました。
サービスの有効期限は102年(西暦2013年)2月28日15:41:38です。
期限後再利用設定は「539」へ直接コールしてください。

データ通信
計日型上網)価格
追加購入
100元 (1日間)
250元 (3日間)
350元 (5日間)
450元 (7日間)
600元 (10日間)
800元 (30日間)

[台湾大哥大データ通信]価格表。桃園入境フロアカウンターにて(fev/2013時点)
価格表、桃園入境フロアカウンターにて撮影(fev/2013時点)


* 写真では、30日800元となっているが、下記リンク先では25日800元となっている。



筆電上網資費方案 - 資費方案 - catch首頁





2回目以降のデータ定額の申し込み方法
(アクティベーション)


  1. 535に電話
  2. 」で英語案内を選択
  3. 」でGPRSパッケージ申し込み
  4. プラン選択(1日=,3日=,5日=
  5. 確認の「」を押して終了(やり直しは
  6. GPRS手続き完了のSMSが届いたらスマホを再起動する
  • SIMのアクティベーション作業は、店でやってもらえる場合もある


100元 (1日間)
250元 (3日間)

450元 (7日間)












行動上網之筆電上網 - 預付型上網方案 │ emome, 網卡, 無線網卡
如意卡>上網服務>計日型

539免付費專線僅供3G如意卡用戶使用,如您為2G如意卡用戶,請您攜帶相關證件至中華電信各地營運處或特約服務中心,申辦3G如意卡以及計日型上網服務。

(フリーダイヤル「539」電話して、日割りタイプインターネット申し込みが出来る... 的な意味?)




2回目以降のデータ定額の申し込み方法
(アクティベーション)




    1. 539に電話 
    2. 」で日本語案内
    3. データプランの選択 (1日=,3日=,7日=
    4. 確認の「」を押して終了(やり直しは0)
    • SIMのアクティベーション作業は、店でやってもらえる場合もある
    • 音声通話のアクティベーションは、どこかに電話をかけたらそれでOK


    リチャージ
    儲值・加)方法
    ◆台灣国内で使用中のSIMにチャージ
    1. 867# に電話
    2. =残高、=チャージ、=言語、=PIN変更、=商品紹介 (言語は中国語と英語他インドネシア・タイと聞き取れたけど不明。日本語はない)
    3. 」チャージを選択
    4.  「14桁」のバウチャー番号とパスワード (密嗎) を入力
    5. 確認の「」を押して終了(やり直しは2)



    ◇台灣外から他のSIMや固定電話でチャージ
    1. +886(台灣)-935-120-867 に電話
    2. 言語設定のアナウンス「」が英語
    3. 携帯電話番号を入力
    4. PINを入力
    5. 言語設定のアナウンス「」が英語
    6. =残高、=チャージ、=言語、=PIN変更、=商品紹介 (言語は中国語と英語他インドネシア・タイと聞き取れたけど不明。日本語はない)
    7. 「14桁」のバウチャー番号とパスワード (密嗎) を入力
    8. 確認の「」を押して終了(やり直しは2)

    ※サービス選択後も、何度か言語設定が求められるのでその都度選択が必要。つまり設定はリセットされるので毎回設定する。(反応しないこともあって結構面倒)
    「Einglish "+" 2」など聞こえる気がするが、実際プッシュするのは「」だけ

    ※Skypeでもできる。電話より、PCの方が聞き取りやすいので、PC用Skyepアプリからのアクセスの方がオススメ。


    • Web でチャージすることもできる。※後日エントリー予定
    • 台湾滞在中にアカウント作成、 ログイン (登入) し、 クレジットカード払いでチャージできる。
    ◆台灣国内で使用中のSIMにチャージ(その1)
    1. 928 に電話
    2. =残高、=チャージ、=PIN変更、=言語設定(3が日本語)、=商品紹介、9=カスタマーサービスに繋ぐ
    3. 」で日本語案内
    4. 」チャージを選択
    5. スクラッチ・クレジットバウチャーの「12桁#」を入力
    6. 確認の「」を押して終了(やり直しは0)


    ◆台灣国内で使用中のSIMにチャージ(その2)
    1. *101*2*《12桁の数字#」 をダイヤルする (*101*2*886123456789#)


    ◇台灣外から他のSIMや固定電話でチャージ
    1. +886(台灣)-928-000-928 に電話
    2. =残高、=チャージ、=PIN変更、=言語設定(3が日本語)、=商品紹介、9=カスタマーサービスに繋ぐ
    3. 」で日本語案内
    4. 」チャージを選択
    5. スクラッチ・クレジットバウチャーの「12桁#」を入力
    6. 確認の「」を押して終了(やり直しは0)

    儲值 http://www.idealcard.com.tw/buy.asp

    加值 http://www.idealcard.com.tw/addon.asp


    ※中華電信は日本語対応なので、実にハードルが低く、誰でもアクセス可能。


    ※Skypeでもできる。電話より、PCの方が聞き取りやすいので、PC用Skyepアプリからのアクセスの方がオススメ。

    クレジットバウチャー 「OK卡」



    セブンイレブン【ibon】でクレジットバウチャー発行
    如有退貨可於每日10:00~18:00至門市辦理。
    1. 儲値」>「電信加値」>【fun心
    2. チャージしたい値段(300元,600元,1000元の三種類・データ通信30日無制限800元)
    3. レシートが発行される
    4. レジに持って行きお金を支払う
    5. 店員さんがパスワードが書かれたレシートくれる。



    • 7-11(セブンイレブン)、Hi-Life、全家(ファミリーマート)の電子端末でも購入可。チャージ期限があるかもしれないので今回試していない
    「如意卡」



    セブンイレブン【ibon】でクレジットバウチャー発行
    如有退貨可於每日10:00~18:00至門市辦理。

    1. 儲値」>「電信加値」>【中華電信如意卡
    2. チャージしたい値段(300元,500元,1000の元三種類)
    3. レシートが発行される
    4. レジに持って行きお金を支払う
    5. 店員さんがパスワードが書かれたレシートくれる。



    • 7-11(セブンイレブン)、Hi-Life、全家(ファミリーマート)の電子端末でも購入可。チャージ期限があるかもしれないので今回試していない
    回線維持 最後のリチャージから180日間 最後のリチャージから180日間
    残高確認 ◆台灣国内で使用中のSIMからアクセス
    1. 867# に電話
    2. =残高・有効期限、=チャージ、=言語、=PIN変更、=商品紹介 (言語は中国語と英語他インドネシア・タイと聞き取れたけど不明。日本語はない)
    3. 」残高照合を選択
    4. 画面に表示される

    SMSでもボーナスチャージ100元もあわせて表示されている

    台湾大哥大では、日本語アナウンスサービスがないので、会員登録しておいてwebで確認する手段を確保しておけば日本からも確認可能。
    確認だけなら、こちらの方が簡単にできるのでオススメ。
    注:会員登録は、SIM挿入携帯が台湾国内にあって、SMSを受け取る必要がある為、帰国後は登録できない。
    ◆台灣国内で使用中のSIMからアクセス(その1)
    1. 928 に電話
    2. =残高・有効期限、=チャージ、=PIN変更、=言語設定(3が日本語)、=商品紹介、9=カスタマーサービスに繋ぐ
    3. 」で日本語案内選択(前回設定が維持される)
    4. 」残高照合を選択
    5. アナウンスが日本語で流れる

    ◆台灣国内で使用中のSIMからアクセス(その2)

    1. *101*1#」 をダイヤル
    SMSではボーナスチャージ100元が表示されない /// 中華電信はとにかく、毎日SMSで「チャージしてね」セールスメッセージが届く。 英語表記だけが「*101*2*《12桁の数字》#」 をダイヤルで自ら得た情報。
    SMSではボーナスチャージ100元が表示されない /// 中華電信はとにかく、毎日SMSで「チャージしてね」セールスメッセージが届く。
    英語表記だけが*101*1#」 をダイヤルして自ら得た情報。

    2つのSIMは同日に取得したにも関わらず、起点日が「開始日」か「終了日」なのかの差が各社あるのがわかる。
    APN設定
    • APN    Internet もしくは twm
    • ユーザ名 (設定なし)
    • パスワード (設定なし)

    MMSを利用する場合は、以下の設定も行う(実際は設定しなかった)
    APN: mms
    ID: (空欄)
    PASS: (空欄)
    PROXY: (不使用)



    • APN    internet もしくは emome
    • ユーザ名 (設定なし)
    • パスワード (設定なし)


    MMSを利用する場合は、以下の設定も行う
    APN: emome
    ID: (空欄)
    PASS: (空欄)
    MMSC: http://mms.emome.net:8002
    PROXY: 10.1.1.1:8080
    最大メッセージサイズ: 14400
    UA Prof URL: (空欄)




    SIMを入れると自動設定されるのか、スタッフが設定してくれているのか、
    自分で設定せずに済んだ。

    備考 初期パスワード(PIN): 1234 初期パスワード(PIN): 0000




    それぞれの詳細については次エントリーにて。



    2013/02/19

    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 02



    デジタルディバイスを活用して海外旅行にガイド本(ブック)持ち出そう



    せっかくだから、iPadやiPhoneにガイドブックが入ったらどうだろうか? と始まった試みは、
    気になった文字(テキスト)を検索できる機能を「本」に持たせた、デジタルガイドブックを作ろう! という話に。






    せっかく持ち歩く本に必要な機能を考えた -おさらい-


    アプリもいいが、目的がないと検索できない。
    著作権保護の為か(仕方ないけど)、文章テキストのコピーもできない。それがアプリ。
    雑誌感覚で何となく捲る。そこから思いついて検索したり調べたりする幅を持たせたものは何か?と考えたら、「本」のカタチをした情報 ということになった。




    ガイド本(ブック)をOCR処理するために -おさらい-


    前回のおさらい。
    • OCRの為の準備[済]
    • コワーキングスペース活用のススメ[済]
    • Scansnapについて、簡単に[済]
    • 持ち歩くためのディバイスとアプリ
    • Acrobat Proでページリンク処理
    • GoogleMapsとの連携

    上の流れに従って、続きを説明していくことに。





    OCR処理後にすること...の前に


    最終型は「i文庫」で使うこと

    オフラインで使う、iPad用高機能PDF・画像・テキストビューワー アプリNo1は「i文庫HD」だと思っている。
    リリース直後からずっと愛用していて、これで使うことを前提でファイルを作っていく説明をする。



    最終目標はこんな風

    こんな風(目次機能)
    こんな風(リンク先プレビュー)に使えるようにしたい

    シチュエーションによって2種類の方法がある。

    「いずれも、希望のページに移動する」という目的は同じなのだが

    1. 見ているページに「高雄の詳細ページはp .207」と出てきたら、207ページに行ってみようと思う。タップしたら、207ページへ。
    2. 見ているページとは関係なく、「目次」一覧を作成しておけば、目的最寄りに着地できる。目次は好みに応じて自分で作る。


    i文庫 と Adobe Reader


    ここからは少し「i文庫」について。 これが非常に優れたアプリで(最近はAndroid版もあるようです)イチオシなので熱が入ってしまうのだが、ただ、絶賛するエントリーは他のブロガーさんのをご覧いただいたり、
    i文庫の詳しくわかりやすいマニュアルで事足りるので割愛。


    だがここで、敢えて

    2つの出来ること・出来ないことを比較してみる

    TravelDAYS台灣とAdobeReader
    これはAdobe Reader.app
    混乱を招きやすいので、先に説明しておくと


    AdobeReader.appでは
    しおり機能を「しおり」と呼ぶ。
    これは、この後登場するAdobe Acrobat Pro(PCアプリケーション)でも、共通の呼び名である。
    ...のだが、

    i文庫HD.appでは
    しおり機能を「目次」と呼び、
    i文庫HD.app独自で「しおり機能」を持っている。

    そして、AdobeReader.appだけの能力としては「フリーハンド」でメモが残せるのと、ページ上のリンクに自動ハイライト表示する。
    だが、「リンク先プレビュー」機能を持つのは、i文庫HDだけだ。
    一瞬でリンク先へ移動してしまう、間違いタップを防げるという気の利かせようがいい。加えて「1つ前に戻る」機能もi文庫HDだけ。

    TravelDAYS台灣とi文庫HD
    これらの、「ページをより速く探す機能」は
    TravelDAYS台灣とi文庫HD
    i文庫.appにしかない


    i文庫HD
    Adobe Reader





















    まっぷる2013台灣とi文庫HD
    ネストは、同じ場所に一段下げて表示している
    i文庫では「目次」と呼ばれていて、
    「しおり」は別に存在する
    まっぷる2013台灣とAdobeReader
     ≫マークをタップして、ネストを表示する







    見開き表示:できる
    連続表示:できない、あくまで本


    見開き表示:できない
    連続表示:できる












    TravelDAYS台灣とi文庫HD
    1. OCRテキストを利用して
    TravelDAYS台灣とi文庫HD
    2. ページにしおり



    ページ内書き込み:できない
    目次:編集できない

    メモ帳:「しおり」機能で編集可能
    TravelDAYS台灣とi文庫HD
    編集できる。
    「しおり」と「メモ」が一緒になったかんじ。
    ページ内書き込み:できる
    しおり:編集できない

    メモ帳:追加可能、検索は不可
    まっぷる2013台灣とAdobeReader
    署名、フリーハンド、
    テキスト内の文章装飾
    エリアを指示して付箋を貼る などできる。
    まっぷる2013台灣とAdobeReader
    付箋の様子。
    他のPCアプリでも見ることができる。


    どうしても、本文にフリーハンドで書き込みたい人はAdobe Reader向きかもしれないが、ほとんどの人はi文庫HD 向きではないか と私は思う。
    というか、「本」としてデータを扱うならやはりi文庫HDだな。
    文章校正したり、グループで書類回覧したりするにはAdobeReader。

    著作権を侵害するといけないので、(極力)目次などガイド本のエッセンスに触れない部分を選んで説明してみたけれど.... スミマセン、悪気はないのです。





    と、いうわけで。
    目指すカタチが想像できたところで、今回はこれにて。





    関連ページ

    i文庫HD
    Adobe Reader ※Readerでは編集作業はできないので注意


    関連エントリー
    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 01
    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 00



    2013/02/09

    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 01



    デジタルディバイスを活用して海外旅行にガイド本(ブック)持ち出そう



    せっかくだから、iPadやiPhoneにガイドブックが入ったらどうだろうか? と始まった試みは、アプリ比較の域を脱しガイドブック(本)をどうこうしようという展開になってきた。





    やっぱり本が持ち歩きたい!


    アプリもいいが、目的がないと検索できない それがアプリ。
    雑誌感覚で何となく捲る。そこから思いついて検索したり調べたりする幅を持たせたものは何か?と考えたら、「本」のカタチをした情報 ということになった。
    気になった文字(テキスト)を検索できる機能を「本」に持たせる。
    この使い方はiPhoneではなくiPadやiPad miniが適材だと思う。

    その為には、印刷物をスキャンしてOCR処理するという作業が必要になるのだ。








    ガイド本(ブック)をOCR処理するために 



    だいたいの流れを以下に。

    • OCRの為の準備
    • コワーキングスペース活用のススメ
    • Scansnapについて、簡単に
    • Acrobat Proでページリンク処理
    • 持ち歩くためのディバイスとアプリ
    • GoogleMapsとの連携

    これらを追って説明していくことにする





    OCRの為の準備


    「本」をバラす。

    ちょっと高級なカッターナイフで地道に vs 何万円もする裁断機を買う アナタはどちら派?


    私はどちら派でもない。
    お近くに kinko's(キンコーズ) があるなら、迷わずkinko'sの「裁断サービス」。

    基本料金:1冊1cmまで100円で切ってくれる。以降、1cm単位で100円追加。(記事投稿現在の価格)

    ララチッタ、まっぷる、ことりっぷクラスなら1cm未満で各100円+消費税。
    トラベルデイズ、個人旅行、地球の歩き方クラスなら200円+消費税 だ。


    裁断機は、買えば誰でも綺麗に切れるというものではないそうだ。(購入者複数の意見)しかも、高額で置き場所もそれなりに確保しなければならない。
    そう、購入者から諭されたのだ。

    その点、キンコーズには「裁断職人」がいらっしゃって、非常に綺麗に裁断してくれる。 表紙の上にのった細長い短冊は背表紙だ。


    kinko'sで裁断してもらったガイドブック。まっぷるとララチッタ。


    たまに糊が多すぎて繋がっているところがあるので、完全に切離れているかは必ずスキャン前に確認を!





    OCRの為にはスキャナーが必要


    「フラットベッドスキャナで読む」なんてことはなくて

    オートシートフィーダ式の両面スキャナが絶対オススメ。


    たとえば、ScanSnapとか...




    これから、ScanSnapで読み取る。

    そう、これから読み取る の、だが...
    買えるならScansnapを買うのも手だ。
    けれど、そんなに自炊(書籍を裁断してスキャンし、デジタルデータに変換する)かな? と、考えた時 もう一つの選択肢がある。



    「コワーキングスペース」の活用

    コワーキングスペースは、電源・ネットワーク確保スペースや、高性能PCや大型タブレットの設置などノマドワーカーの為の仕事・出会いの場と思われがちだが、ノマドワーカー以外でも、十分活用できる。
    たまにしか使わない機材を無料(スペースや機材によっては有料)で利用できる点だ。
    今回なら、Scansnapとその後OCR処理する時に使うハイスペックPCを利用するという活用方法だ。



    私がお世話になっているのは名古屋駅ちかくの コワーキングスペース ベースキャンプ名古屋(basecamp NAGOYA)さんkinko'sも近くにあって、何かと便利な立地条件である。
    basecamp NAGOYAさんはセミナーを頻繁に行っているスペースなので、場合によっては機材が利用不可の時間帯があるかもしれない。事前にそういった情報をホームページで確認していくと、自炊仕事も捗る。


    だいたい、30枚両面60ページ前後を読み取るのに、1分もかからない。

    自炊作業:書籍「ララチッタ台北'13」の46ページ(23枚)分スキャン実際の様子





    ScanSnapのOCR処理ソフトが凄い!


    OCR処理はソフトの能力が肝


    OCRはそれぞれ、アプリケーションの能力差が出る。
    できれば、より速く、より正確に変換してくれるものだと有り難い。

    そういう点、ScanSnap付属のOrganizerはバランスの取れたソフトだと思った。


    付属の「ScanSnap Organizer」OCR処理は約50ページで15分ほどで完了する。
    タスクは随時処理するようだ。
    一律でも均一でもなく、「マシンが空いたとき」という処理法を選択することもできる。
    やはりある程度のPCでの作業が望ましいことが容易に想像がつく。



    スキャナーのボタンを押すと、勝手にスキャンするだけでなく
    ファイル名を「日時秒.pdf」としてくれる
    1冊を分割スキャンする必要があるので、これは助かる。



    OCR処理が終わったら、分割スキャンでできたファイルを1冊にまとめて、ひとまず次のエントリーへ。




    想像以上に処理が速くて...


    思わず、もう1冊。

    地下街の本屋で購入 → kinko's → コワーキングスペース → スキャン・OCR処理
    これも、スペースの立地・処理の速さが成せるワザかと。

    スマホアプリ「マップルリンク」に対応しているので、付属の地図はスキャンしなくてもOK
    「マップルリンク」が使える、トラベルデイズ。
    予想以上に早く処理出来ることが解ったので、一旦外に出て書籍を手に入れた

    ちなみに。前エントリーで触れた スマホアプリ「マップルリンク」に対応している書籍なので、付属の地図はスキャンしなくてもOKという、どこまでも私向き。笑






    関連ページ
    コワーキングスペース ベースキャンプ名古屋(basecamp NAGOYA)
    オーナーが「裁断機買う?」と言ったのを「買わないで、キンコーズ紹介したほうがいいよ」と言ったのは実は私だったりする。


    関連エントリー
    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 00

    ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう00



    デジタルディバイス持ってるのに、まだ海外旅行にガイド本(ブック)持って行くの?


    せっかくだから、iPadやiPhoneにガイドブックが入ったらどうだろうか?
    どこまでできるか、既存のアプリと一手間加えた手作りガイドブックなどを較べてみた話の第一弾。





    既存のアプリ、どこまで使える?



    手始めに、既存のアプリを較べてみた。
    アプリで完結できるなら、それが有り難い。と、思ったのがそもそもの始まり。
    試したのは代表的なもの2つ。

    「まっぷる」でおなじみ
    マップルリンク
    「るるぶ」でおなじみ
    るるぶデジタルストア





    まずは、「るるぶデジタルストア」





    アプリ(デジタル書籍ブラウザ)は無料。


    「デジタルストア」というだけあって
    デジタルキャビネットというより、ショーケースのイメージが強く、最初は操作に戸惑う。




    やはり、デジタル書籍の販売な印象がここにも。

    刷紙の「るるぶ台灣'13」を入手済みの為、「立ち読み」を選択して、無料版をGetしてみた。

    ちなみに、紙の方は1冊1,000円。
    デジタル版が800円。
    だがしかし... である。


    無料版を開いたところ。
    むむむ... がっかり。


    • テキストのコピーできない
    • テキスト検索できない
    • ページ検索できない
    • オフラインで完結しない

    スクリーンショットを残すのが精一杯。

    本はただの写真だ。


    テキスト情報としては
    写真になったページイメージから《スポットリスト》をタップすると出てくるこれが唯一だ。

    ただ、テキストのコピーもできないのは相変わらずだ。

    これはどうやら、ページに呼応したデータとなっているようなのだが

    《電話番号》をタップすると電話が起動し、ダイヤルする(要るか?この機能)


    《MAPへ》をタップするとGoogleMapのモバイルサイトが起動して...現場にピンが立っていた。





    左図は「国立故宮博物院」をタップした結果。
    ご存じの通り、ネットワークに繋がっていなければ表示されない。
    これはお世辞にも良心的とはいえない。

    で、《A》をタップすると情報が出てくるか? と思いきや  何もなかった。

    非常にザンネンなアプリであり、電子書籍である。







    次に、「マップルリンク」


    結論から言うと、これが素晴らしいアプリなのだ!


    このアプリも無料。
    これは本当に「アプリ」なのだ。(電子書籍ショーケースではなくて)

    マップルリンクには「海外版」と「国内版」の2つがある。
    海外版は アイコンに赤いWORLDの帯がある。

    このアプリはダウロードの前に、対応書籍を本屋さんで購入する必要がある。

    結果 アプリは無料だが、書籍代が必要ということになる。

    書籍に綴じ込まれているQRコードをiPhoneで読みとるところから始まる。

    iPad miniでもやってみたが対応機種外(たしか5インチ未満対応)ということで、活用できない点が悔やまれる。
    アプリ評価で「QRが読み取れない」など使えないとの書き込みを見かけるが、対応機種を読んでから出直してこい と言ってやりたい。


    今回、該当書籍はこの2冊。
    一旦、キャビネットに登録される。

    いきなりダウンロードを始めることはないが、逆に登録して安心したまま渡航すると大変なことになるので(パケット代など)ダウンロードは自宅で済ませておくことを忘れずに。


    「トラベルデイズ」をDLすることに。
    この書籍は287ページで1,470円。
    その情報が73.7MBに集約されている。
    追加料金は不要である。


    これが主なタスク。
    紙の写真は「旅の基本情報」という読み物だけとなっていて、
    それ以外の情報は全てこのアプリの為に「データ」というカタチで存在して、適材適所に閲覧できるようになっていた。

    高雄中心部の地図をみてみた

    《ツール》で次のステップが選べる。
    これがなかなかの優れものだった。




    「るるぶ」と較べてみた。



    • テキストのコピーできない
    • テキスト検索できる(一部)
    • ページ検索できる(一部)
    • オフラインで完結できる



    地図から掲載ページをみつけて、詳細情報を表示することもできる。

    ページ検索でエラーが返って来る箇所も存在することが後日判明したので、追記しておく。


    左図は214ページに掲載の情報一覧。

    《高雄牛乳大王》の情報が見たかったのだ。

    ちなみに《100Km超》とは、現在地(この時は日本)からどれだけ離れているか?ということを示すことができるようだ。

    《高雄牛乳大王》の詳細。
    細かさは一目瞭然。
    これを


    オフラインで行える
    アプリケーション内で完結できるこういった点がもっとも評価すべきだ。


    《ツール》から《周辺検索》してみた。

    ボトムに、周辺情報が現れる。
    それも《現在地》から近い順に、距離まで表示されている。
    検索はカテゴリフィルターも備わっていてすぐに目的のものを探せそうだ。


    《高雄阿婆仔冰》をタップしてみた。

    ちなみに
    日本でいう甘味処(冰は氷の意味)。
    台灣では、豊富な南国フルーツとタロ芋など白玉粉のような食感の餅・団子、甘く煮た豆類を併せて、夏冷たく、冬暖かい甘味を出す専門店が多いのが。そして、非常に甘いのも特徴。


    《案内地図》は、《現在地》からのルートを表示する機能があるようだ。






    ということで、「マップルリンク」に軍配。


    書籍が手元にあって、パラパラめくりながら気になる情報を自宅で《お気に入り登録》しておき、実際の街歩きでは、iPhoneに入れたオフラインで活用できるマップルリンクで道案内してもらう というのが理想型な気がした。

    さすが、地図の出版社。発想がより実用的で、地図を購入する人の心理分析( =計画が比較的綿密)が会社の気質まで行き届いている気がする。


    私の場合、完全に「マップルリンク」向きだった。


    「るるぶ」デジタル版は、紙るるぶと全く同じものを写真化して、最低限(あれっぽっち)のものを情報として追加しただけのものだった(それであの値段...)
    どちらかしか持たず、デジタルの方がちょっとオトクですよ ってカンジだが、非常に見にくく、付箋することだってできないのだ。

    同じ、JTBパブから発売の「ララッチタ台北」も持っている。が、そちらのデジタル版はないので、未テストなのだが、変わらないと思うし、体験版が購入版になったからといって、このヘンのことが劇的によくなっているとも考えにくいので、評価はこのままにしておく。

    どなたか、勇気ある「るるぶ派」な方がデジタル購入版を入手されて、「マップルリンク並み」だった場合、このエントリーの訂正版を作成したいと思う。
    その時は 誰か、ご連絡をいただきたい。







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