あるところで述べたエビデンスを元に
「とりあえず」試してみることになったそれは
結構トントン拍子でその日を迎えた。
2016年4月晦日、その子はウチにやって来た
| オープン! | 
そう、アレです。
| ASUS ノートパソコン  Chromebook Flip C100PA-RK3288 タッチパネル/10.1インチ/  | 
ここに至った経緯については後ほど改めて説明するとして
まずは開封してセットアップ
- 電源を入れる
 - 基本言語の選択をする
 - キーボードの選択をする
 - 無線LAN設定をする
 - ゲストモードか登録アカウントモードか選ぶ(ここでアカウントを作成することも可能)
 - 今回は既に使っているアカウントでログインするモードを選択
 - 二段階認証を採用している場合は登録しているスマートフォンかオフライン用の認証コードで対応する(今回この辺は本筋から外れるので割愛)
 
| ログイン後最初の画面 「ログインアイコンを決めましょう」ときた。 既にgoogle+などで使っているものがprimaryとして表示されている。便利  | 
| 設定で入力したのは ・アカウント名 ・パスワード ・二段階認証パスフレーズ この3点だけだが、 すでにIntroductionで 私が誰であるのか紐付け登録情報から名前を呼ばれているところ  | 
| 無操作8分(固定)で省電力モードどなる 復旧時、再ログインを求めるよう設定した 結構頻繁でめんどくさいが、今度Flipモードでタブレットとして 使うシチュエーションを考えたらこれくらい神経質のがよいかもと思う (指紋認証ほしい...)  | 
細かいカスタマイズ
「環境設定パネル」が別のウインドウが現れるというより
ほぼ、ブラウザーで表示されるのはChromeブラウザーを使っている人なら想像できる感じの通りだ。
![]()  | 
| 環境設定パネルへのアクセスは右下から このへんはそれぞれの x,y座標=0が ・MacOS が左上 ・WindowsOS が左下 ・ChromeOSが右下 後発品は先発品の意匠を侵してはならないというのがよくわかる事例である  | 
そのためのランチャーとして、メニューが初期値では右下に用意されている。
ほとんどこのボックスだけで高頻度の設定変更は事足りるし、そこを手掛かりに深い設定まで1つに繋がっているのもシンプルで解りやすく、迷いがない。
基本的にこれまで使っていたgoogleサービスの環境設定を継承するので手間いらず
セットアップは15分足らずで完了ま、できることが少ないから...
物理的な制限ゆえの設定変更
大体MacOSやiOSで使っていた環境を移行しただけだが今回は大きく変えた点を2つ 説明する
本体が小さいということはキーボードも小さい、しかもJISキー
左側は余裕があるのに、右側には余裕がなくて詰まっている。
共感してもらえる人がどれほど存在するかは不明だが、 かつてのPowerBook 2400 を思い出すキーピッチ。
独立している分打ちやすいが、
| 10年ぶり以上のJISキー...辛い apple製キーボードでは、Spaceキー左隣は(JISなので英数だがそれは置いといて)Commandキーと決まっていた。それがaltキーとなっていてるが、Chromebookで基本的なショートカットキーの基軸となるctrlキーは一番端。つまり順番が逆  | 
| 右端窮屈なキー配置 Returnキー/Deleteキー/その隣の「¥ | _ 」キーそれぞれはわずか小指1本の幅しかなく、誤打率が非常に多い  | 
そこで、これらを改善すべく、
3つのキーの役割を入れ替えることにした。
左手でDeleteするというのは、なかなか珍しい仕様ではないだろうか
![]()  | 
| 久しぶりのJISキーボードは使いにくい! そこで使いやすさ向上のため でっきる限りのカスタマイズを敢行 ・Backspace(Delete)を左手に  | 
どうやら、
ctrlキー がappleでいうところの Commandキー らしい。あれ?これ、Windowsもそうだったっけ?笑 最近 Parallels
補助的な役割は altキー。
optionキーに相当するものはない。
多くのショートカットが割り当てられているので
これを完璧にマスターするとトラックパッド操作がかなり減らせそう。
Chromebook のキーボード ショートカット|Chromebookヘルプ
どうしたって乗り越えられない10.1吋 WXGAの壁
これを克服すべく、とった設定は以下。![]()  | 
画面が小さいので解像度をおもいっきり上げる方法を2種類追加した
  | 
これで、私が普段使用しているMacBookPro15吋のディスプレイ解像度1680×1050の見え方に近づいたのではないかと思う。
ChromeOS、幾つかの驚いた点
- インストールされたOSのサイズは約8GBらしい。残り8GBがユーザー領域だった→しかし、この機種を含め多くのgoogle端末は外部ストレージが標準で使えるのでmicroSDXC
を挿入すれば問題なし
 - ローカルデータを削除する時は「ゴミ箱アイコン」をクリックしたり、プルダウンメニューから「削除」するが、ゴミ箱はどこにもないので削除したら二度と復活できないゴミ箱に入れたら即削除。クラウドには「ゴミ箱」があるのに...
 - トラックパッドの挙動について幾つか選択可能だが、ポインターの速さは選択できない
 - そもそもトラックパットの挙動が少しずつ違うし、種類が少ない。タッチパネル操作できるのでさほどの苦痛はないかも
 
| C100PA-RK3288特有のテントスタイル | 
| 折りたたんだ タブレットスタイルにすると 自動認識で必要な時にソフトウェアキーボードが登場するし 後ろにまわったキーボードを触っても動作は無視される 水濡れに気をつければ屋外でも使いやすいかも  | 
専用のスタイラスペンがないので、やはり活躍するのは Su-Pen
| おすすめは「タートルガード」機能つきの スタイラスペン (タッチペン) Su-Pen P201S-T9C (カーボン軸)  | 
このChromebookに至った経緯をおさらい
きっかけは
iOS(iPhone)版のiMovieが昔では考えられないくらい良くなってた! からと
iOSでは超えられないフルブラウザー機能の壁があったから
某ポットキャストでお話した
正直、高くて中途半端感が否めないMacBook(12吋)。
それでも捺してMacBook/Airを使う理由は何だろうか?
- 軽さ
 - キーボードが使いたい
 - MacOSじゃなきゃダメ
 
これに尽きる
では、3. MacOS を諦めた時の選択肢は概ね3つ。
- iOS端末を使う(オプションでキーボードの用意がある。けどフルブラウザー使えない)
 - iOS以外の端末を使う
 - Surface Pro
 - Chromebook
 
このカテゴライズはよくよく考えてのことで
MacBook/Airはサブにしては高い。
Airなんて結局欲張ってテンコモリにすると価格だけはメインになる領域。
SurfacePro(Windows)はメンテナンス面アプリケーション投資の点からも心理的ハードルが高い。もちろん価格もテンコモリにするとMacBookAirと変わらなくなる。
では、MacOSでしかできないことを諦めたら?
- iMovie/GarageBandの編集は以前のiOS版とは比べられないほど良くなって来たのでお手軽動画ならもうiPhonePlus画面でもそこそこイケるという判断に至った
 - 旅先で原稿書くには物理キーボードがほしい。ソフトウェアキーボードじゃダメ
 - 自炊したガイドブックを見るなら、タブレッドスタイルがいいに決まってる
 - (私の場合SlingBox(インターネット映像配信システム)
があるのでYouTube以外の動画も見られる)
 - iOSのブラウザーではフル機能版ではない。←これは諦められなかった
 
ChromeBookはネットワークありきの端末なのだからこれで携帯通信SIMが入ったら完璧なのにな、とは思うが、するとこの軽さは実現できないのかもしれないとも思ってみたり。携帯Wi-Fiルーターがあるので問題ないけど
イメージしやすいように計量してみた
| 初代iPadmini(2012年11月発売購入) 7.9吋1024×768px | 
| 初代iPad(2010年5月発売購入) 9.7吋1024×768px | 
| ASUS Chromebook Flip C100PA-RK3288 (2015年10月発売) 10.1吋1280×800px  | 
不思議と初代iPadの方がChromebookより重く感じた...
次回はもう少し気になる点について報告します
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ちなみに私は次次世代の Slingbox M1 (HDMIバージョン)


