早速始まった、非破壊スキャン生活は快調である。 こちらは見開きA4のステープラ留めの読み物。 |
通常A4サイズスキャンらしいけど、A3てちゃんと合成出来るの?
という内容の依頼があったので早速いくつかの被写体で「合成モード」について検証してみた(初体験♪)
依頼者さんは、オコチャマの図画工作の保存にカメラではとても大変で、業者へ依頼するのも... とのこと。
なるほどね。
早速以下の3条件を試してみた。
- B5 × 2ショット (小立体物あり)
- 大型立体物 × 2ショット
- A4 × 2ショット (立体物なし)
SnapLite公式 アプリバージョン1.1.0.0514 本体とリンク後、右側の「合成モード」をタップ |
1. B5 × 2ショット (小立体物あり)
a.まず、失敗例
設置して、1枚撮ったところ |
赤いガイド分かるかしら? |
ガイドの場所は覚えておいて... 被写体を移動させ、 |
2枚目を撮影したところ |
合成失敗のお知らせはすぐ来る |
このあと、何度か試みるも失敗に終わる。
ちなみに関係ないけど、いちよ説明しておくと
ノートの内容は素粒子宇宙物理学・核物理学的なもので、このあと核図表ハイゼンベルクの谷で「Feって最強なのね」とか、重力崩壊へと話は進んでいくのである。
b. 小さくて確実そうなモノからいってみよう(はみ出してるきがするペンホルダーを除去)
ガイドの場所、再度確認 |
少し多め?と思う程重ねてみて撮影 |
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「終了」前なら再度トリミングも可能 |
できあがり。iPhone6pに保存された画像 流石にオペで使うみたいな無影灯というわけにはいかないか(影が気になる) |
2. 大型立体物 × 2ショット
2ショットに分けてやってみた |
高さがあると、ガイドが被写体に当たってしまう |
案の定、「合成できません」のお知らせが... |
立体物の合成はあきらめた方がいいみたい。
2ショットで視点もズレるわけだし、いろいろ未解決なことがありそうだ。
1ショットで収まるサイズなら、時には撮影可能 |
これならなにもこの方法でやらなくても... という気分になる。
とはいえ、手ぶれの心配はないし、リモートシャッターだけでもありがたいが。
3. A4 × 2ショット (立体物なし)
テキトウなA3ポスターが見当たらなかったので オリンパスさんがくれたOM-Dのファームウェアアップのカタログを使うことに |
A4四隅(のうち3カ所の画像) ギリギリなのが分かってもらえる? これ、収まってないとヤバイ?と 思いがちだけど... |
これも何度か失敗するが、ようやくコツを掴んで...完成
A3サイズの 合成モード完了データはコレ |
上記合成データのメタデータはコレ。 |
注目すべきは撮影可能範囲
Y軸方向ではA4縦サイズでギリギリだということがわかる。
トリミングツールで撮影された範囲を確認。 Y軸方向ではA4縦はギリギリ。 |
ガイドは「目安」で絶対その中に入っていなければならない というわけではないようだ。
まとめ
合成材料(重なり部分)が不十分だとエラーになってしまうこの見極めが難しく、 最初何度も何度も残念なお知らせを貰うことに。
はやり、ガイドを頼りに端を決めるというのが 十分な重なり を確保して一発OKを貰う為には必要なのかもしれない。 と思った。
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