2015/07/26

SnapLiteの合成モードについて




早速始まった、非破壊スキャン生活は快調である。
こちらは見開きA4のステープラ留めの読み物。

通常A4サイズスキャンらしいけど、A3てちゃんと合成出来るの?


という内容の依頼があったので早速いくつかの被写体で「合成モード」について検証してみた(初体験♪)

依頼者さんは、オコチャマの図画工作の保存にカメラではとても大変で、業者へ依頼するのも... とのこと。

なるほどね。


早速以下の3条件を試してみた。

  1. B5 × 2ショット (小立体物あり)
  2. 大型立体物 × 2ショット 
  3. A4 × 2ショット (立体物なし)



SnapLite公式 アプリバージョン1.1.0.0514
本体とリンク後、右側の「合成モード」をタップ


1. B5 × 2ショット (小立体物あり)


a.まず、失敗例

設置して、1枚撮ったところ

赤いガイド分かるかしら?

ガイドの場所は覚えておいて... 
被写体を移動させ、

2枚目を撮影したところ

合成失敗のお知らせはすぐ来る

んーん... なんでかなぁ。。
このあと、何度か試みるも失敗に終わる。

ちなみに関係ないけど、いちよ説明しておくと
ノートの内容は素粒子宇宙物理学・核物理学的なもので、このあと核図表ハイゼンベルクの谷で「Feって最強なのね」とか、重力崩壊へと話は進んでいくのである。



b. 小さくて確実そうなモノからいってみよう(はみ出してるきがするペンホルダーを除去)



ガイドの場所、再度確認


 少し多め?と思う程重ねてみて撮影

合成開始!
「2」が現れた!
左手から右ページ
右手から左ページ
が、やってきて...
ドッキングするアニメーション
→→→→
自動トリミングで
自動保存

「終了」前なら再度トリミングも可能
できあがり。iPhone6pに保存された画像
流石にオペで使うみたいな無影灯というわけにはいかないか(影が気になる)



2. 大型立体物 × 2ショット 



2ショットに分けてやってみた
高さがあると、ガイドが被写体に当たってしまう

案の定、「合成できません」のお知らせが...


立体物の合成はあきらめた方がいいみたい。
2ショットで視点もズレるわけだし、いろいろ未解決なことがありそうだ。

1ショットで収まるサイズなら、時には撮影可能

これならなにもこの方法でやらなくても... という気分になる。
とはいえ、手ぶれの心配はないし、リモートシャッターだけでもありがたいが。



3. A4 × 2ショット (立体物なし)


テキトウなA3ポスターが見当たらなかったので
オリンパスさんがくれたOM-Dのファームウェアアップのカタログを使うことに


A4四隅(のうち3カ所の画像)
ギリギリなのが分かってもらえる?

これ、収まってないとヤバイ?と
思いがちだけど...


これも何度か失敗するが、ようやくコツを掴んで...完成

A3サイズの 合成モード完了データはコレ
上記合成データのメタデータはコレ。


注目すべきは撮影可能範囲

Y軸方向ではA4縦サイズでギリギリだということがわかる。
トリミングツールで撮影された範囲を確認。
Y軸方向ではA4縦はギリギリ。

ガイドは「目安」で絶対その中に入っていなければならない というわけではないようだ。






まとめ

合成材料(重なり部分)が不十分だとエラーになってしまう
この見極めが難しく、 最初何度も何度も残念なお知らせを貰うことに。

はやり、ガイドを頼りに端を決めるというのが 十分な重なり を確保して一発OKを貰う為には必要なのかもしれない。 と思った。



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