2017/11/16

TransferJet導入のススメ。高画質画像すぐ共有したいそんなとき


某ポットキャストで何回か前のCP+で気になったものを紹介した
TransferJetをようやく導入したら、すごくよかったので 改めて紹介


TransferJet SDカード(16GB)とLightningアダプタ
これに、対応アプリ(無料)がそろってようやく動作する



TransferJet とは


  • 速い! 物理層の転送レートは560Mbps
  • 簡単! 通信したい機器同士を近づけるだけ(体感では5cm未満)
  • 安心! あらかじめ登録した機器とだけ接続
  • 快適! 無線システムに干渉を与えることがほとんどない


概要 | TransferJetについて | TransferJet


近接無線転送技術 TransferJet™ | 東芝 半導体&ストレージ製品‎

SDカードをカメラ側にセットして、
アダプタ(レシーバー)をそれぞれの端末にセットして使用する。
USBタイプAがあるが、記事公開時点ではMac非対応である点注意が必要。












Flash Airとどう違うの?

この機能、すでに搭載されたカメラもある。
たとえばOLMPUS OM-Dシリーズ(E-M1, E-M1markIIE-M10, E-M10markII)や、 デジタルPEN上位機種(E-P5)など。

Wi-Fiのアドホック機能を使ったもので、カメラとiPhoneなどスマホやタブレットと1対1で繋いでアプリ経由で画像や動画を転送する。
カメラに画像転送機能がついていない場合 FlashAirを使えば、同じようなことができるというものなのだ。





このWi-Fiを使った転送機能は
機材間にある程度の物理距離があっても転送は可能。
だが、TransferJetに較べて断然遅い。

私がFalshAirタイプの転送について不満に思っていたことをまとめると以下

  • 転送完了に時間がかかる
  • 毎回、手動転送
  • 好きなものだけ選択して手動転送が基本なのだろうけど、転送先の端末経由で「Googleフォトなどに画像をまるごとアップロードする」という使い道の人には不向き
  • ダブって転送してしまう
  • 転送中は転送元(カメラ)も転送先(iPhoneタブレットなどの端末)どちらもアプリをアクティブにしておかねばならず、シャッターチャンスを逃すことがある


TransferJetの長短所は以下

  • 転送速度が非常に速い
  • 一度だけ設定したらあとはアプリを立ち上げてボタンひとつで自動でスタート
  • 前回接続の状況から読み込み済みデータを自己判断し、未転送のものだけを自動で転送
  • 各データ1度だけ転送可能なので、端末で削除したからといって二度と転送されない(誤って削除しないよう注意)
  • 失敗作もまとめて転送してしまう(

といった違いがある。

図にするとこんなかんじ

FlashAir、TransferJet
それぞれ同じタイミングで3回に分けて転送した場合を図解するとこんなかんじ

送受信ができる専用アプリ。 受信しか使ったことない。
連絡先の送信とか要らないんだけどなぁー むしろ、誤操作で送信したりしたらヤダな。
全て送信とか恐ろしいコマンドも備わっている!

説明書を読めば簡単だから

一番最初の設定時に出るダイアログ
これで「OK」したら、終わり。



京都のがま口専門店あやの小路さんの「ギネスに挑戦したがま口」という試作品(一点もの)に
レンズキャップと、SDカード、TransferJet-Lightningアダプタ を入れて持ち歩いている
Lightningアダプタ、なくしそうなくらい小さいし、ストラップ穴もない。持ち歩き注意





両方使ってみて
今後オススメするのはTransferJetであると強く思った。

転送速度を感じてもらえそうな動画を用意しようと思ったのだが、
公開を急ぐ用事ができたので 後日追記することにする。



それから、これを1セット(SDCHカード+Lightningアダプタ)持って、台湾へ1週間行ったのだが
なんと2日目にして16GB を使い切ってしまった。
バックアップ用に使っている WesternDigital の My Passport Wireless 2 TB Wi-Fi Mobile Storage *1 を持ってこなかったので、RAWデータのバックアップができずに、なんと3日目から従来のSDカードをカメラのWi-Fi機能で手動転送して、SNS投稿という方法に切り替えた。

RAWデータのバックアップは以前、iPadなどにSDカードアダプター経由でできていたのだと思ったのだけど
なぜかJPGしか転送していないようだったので、帰国後データの完全コピーを完了するまでSDカードからデータを削除することができなくなってしまった。

本当は1度全部転送して、そこからSNSにアップする画像を吟味する方法をとらないと、Googleフォトへの画像動画全バックアップがダブってしまってあとの整頓が手間で面倒であるので、前者の方法は私向きではない。

アダプタは1つでいいが、SDカードは16GBしか存在しないので、複数枚必要だなと帰国後すぐに買い足した。







*1マイパスポートワイヤレスはSDカードを挿入できる唯一の大容量ストレージで
その設定によって、SDカードのデータを自動でコピーする機能を備えたバッテリー内蔵ワイヤレスHDDなのです
WDのMy Passport Wireless買ってみた。01




オリンパスの上位機種にTransferJetが対応してくれないかなぁ,,,と、開発の方への要望で言ったことがある。
そしたら、SDカードはどのメーカーのでも使えるし、不意に足りなくなった!(と、今回の私みたいなことでも)誰か借りることができる、普通のSDカードならね。


とりあえず、そんなところです。




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