2015/03/14

海外渡航でモバイルギアを100~240V対応を上手に充電する方法をいくつか




1つ前エントリーの補足

「最近のPCカメラ家電は100〜240V対応だから」

だからナニ? というヒトの為にもうちょっと回りくどく、親切に説明したいと思う。


普段気にしなくても壁のコンセントに家電のプラグを差せば使える電気。
だが、海外でいつもの道具が必ず使えるとは限らない。

このヘン踏まえておかないと、電化製品壊しかねないので注意。

まずは、国や地域によって違う世界の電圧とプラグ形状のハナシ。
電圧というのは 「◯◯V(ボルト)」と表示されているもので 
100〜250Vのいずれかである。

プラグ形状は A B C B3 BF SE Oタイプの合計7つ。(これとは全く当てはまらないものも存在するが、多分一生行くことのない僻地であるのでここでは割愛)

気になる人は 世界のプラグと電圧wikitravel.org/ja を参照してほしい。

日本は 100V。プラグ形状はAタイプ。


アメリカ、台湾、韓国なら 日本の家電がそのまま使えると思っていい。
だが、それ以外の地域ではひと工夫が必要。
これからそのことについてひとつずつ、例を挙げていく。


1. 変圧器
旅行グッズ売り場で見かける、小さいのに重い機械。
私が持って居るのは、20年以上前に買った、700gくらいの重さのヤツ。今はもう使っていない。
700gって言ったら マイクロフォーサーズのカメラレンズ付きで余分に1台、 ポラリエ(Vixen)1台持って行けちゃうよ。それくらいの荷物。


随分小さくなっても500g以上する。
90V~240V → 100V

これは130Vを100Vにするタイプ

こちらは240Vを100Vにダウンするタイプ

持っていくにも重いし、出来れば買わずに済ませたい...

それ、なんとかなるかも!

2. 100〜240V対応の家電と現地電圧(V)対応のテーブルタップ
実は最近の家電(特にPC、携帯端末、カメラ)は100〜240V対応のものが多い

確認方法は以下
手持ちの家電がどうか調べてみよう

今回は、英国へ旅立つ友人のための規格なので 240V未満は「NG」という判定で示す。(私の場合台灣以外の渡航はほぼ240Vだな)
なお、「国内専用」との表記に同100V地域のことも含まれている意のことは先の説明で理解して貰えると思うので改めて記載しない。



例1 NGな例
au携帯(S006)GSMとCDMAダブルバンド:海外対応機種用なのに... ACアダプターは海外対応じゃなかった。
エジプト(220V)にS006を持っていった時は これを使わずUSBケーブルで充電した。
「AC100V」日本国内専用

例2 OKな例 
Apple製の初代iPad用USB充電器(延長コードタイプ)
PCのACアダプターもこれと同じ表記
Apple製USBアダプター(10W...ちいさい=充電に時間がかかる)

例3 NGなのとOKなのと:エネループの場合 
このコンセントタイプは初期型で規格を確認するとNGであるのがわかる。
だが、後継機は input100〜240VでOKなのもある。
USBの場合、これまでの「AC100~240V」と表示が少し違う「DC 5.0V」という表示になる。 OKかどうかは 電源供給側の問題なので次を参照
エネループ充電器。
左:プラグタイプのコレはNG(初期ロットはNG、後継機はOKなのもある)
「国内専用。変圧器利用でも利用不可」と書いてあった。
右:USBの場合、OKかどうかは 電源供給側の問題なので次を参照

例4 USB充電器
これまでの「AC100~240V」と表示が少し違う「DC 5.0V」
これは、USB端子から5V供給するという意味。たしか、USB電源供給の共通表示(違ってたら誰か指摘して・(^_^;;) インプット/アウトプットにこう書かれていればUSBで充電できるという意味。機材が「AC100~240V」となっていれば、USB機器はなんでも繋いで大丈夫
iPhone/iPadの充電なら左で。
大容量バッテリーを充電するなら迷わず、右で。

例5 カメラバッテリーの充電器
PCの次に進んでいる、多分殆どのものが大丈夫
ACアダプターと電源コードがセパレートタイプのものの方が便利
OLYMPUS OMD M-E1 / PEN E-P5 共通の充電器

例6 AnkerのUSB急速充電器
input AC と output DC の記載を確認のこと。
ちなみに、一見ACアダプターとプラグがついているタイプ(cheero Miracle Charger - 急速充電 3.4A USB 2ポート ACアダプタ ( 充電器 ) )の方がスタイリッシュで人気がありそうだが、実はACアダプターとコンセントケーブルが離れているタイプ(Anker 60W 6ポート USB急速充電器【PowerIQ搭載】 )の方が使い勝手がよく実用的なのだ。
都合良く、ほどよい位置に壁コンセントがあるとは限らないからだ。
iPhoneを充電しながらベッドに入る。今では当たり前のこの習慣も邪魔そうに思えるこの電源ケーブル部分があってこそなので、迷ったら後者を選ぶことをオススメする。
このタイプなら、電源ケーブル1.5m。十分の長さ。
これに変換プラグを装着して壁に直付けでOK。


使用例 100〜240V対応の家電だけを集めて変圧器を使わずに現地電圧(V)対応のテーブルタップを使う と...

普段通りの生活ができる!(ハズ!※プラグタイプさえ合えば)




ただし、平常日本国内では使えないので、海外専用。
1つずつ、変換プラグを揃えるよりはマシかも。

コレとセットで使うとパワーアップ☆
トラベル用変換プラグアダプター トラベル用プラグ 商品番号18365739|無印良品

これを海外MUJIが現地電圧で提供すればいいのにね、といつも思う。
ジョイントタップ・コンセント4個口/USBポート2個口付 商品番号15833412|無印良品


つまり、

今使っている家電を
 input 100〜240V 表記のものを 240V対応 のテーブルタップで使う か、
USB充電対応の家電は input 100〜240V 表記のUSB充電器を使う と
※国内専用125Vというのも流通しているので確認のこと
解決☆
電圧の違う地域で電化製品を使うための注意事項
テーブルタップ貸し出して手元になかったから
絵にしてみた、、、 (>_<、




番外例 国内流通の三股コンセント(コーナータップ)
どう考えてもダメ。だが、うっかり使っちゃいがち。気をつけて!
規格が書いてないものもあるかもしれないけれど
絶対ダメ、事故のもと。


これで準備万端。iPhoneとMacと通信環境があえればとりあえずどこでも大丈夫(≧∇≦)
いってらっしゃい(=゚ω゚)ノ




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