2020/06/19

久しぶりに万年筆を新調しちゃった

10年以上ぶりに、新しい万年筆を購入した

LAMYの一番お値段が張るヤツ...


これまで
LAMYのSafariとペリカンのペリカーノジュニア
それぞれ5本を使い分けてきた



発売当初から気になっていた、LAMY dialog3 という、発売当初3万円。 私の愛用品Safariの価格約10倍。

気になりつつも、まぁ、必須ではないし と欲しいものリストに入ったまま15年以上そのままになっていた。

久しぶりに目にする機会があり、価格を見て愕然した。
当初消費税はたしか5%
それから2度増税されたにせよ、本体の価格改定があったからだろう
現在税別で45,000円税込49,500円。
しかし、欲しいと思った時は やはりいくらでも欲しいもので...

買っちまいました。

とりあえず、2本

というのも、LAMYの太さ別バリエは4種類 B(太字)、M(中字)、F(細字)、EF(極細字)
愛用中のSafariはEF(極細字)とF(細字)を愛用。
昔、一般的に流通しているのはFだけだったと思う。
時々EFが指定できる程度。 今では大抵どこの店でも4種類選べるようになったみたい。

並行愛用中のペリカーノジュニアは、A一択。 子供用で、指を添える部分にラバーが貼ってあったり、ちょうど良いくぼみがついている。 日本でいう「かきかた鉛筆」のような存在。 そして、左利き用もある。
Safariにも、もちろん左利き用は存在するが、一旦流通の右利きを購入しニブ(ペン先)を別途購入後交換するという方法だ。

ペリカーノジュニアのAという太さは SafariのBと同じくらいなのだが、ニブ先端が特殊加工で丸くなっているのが特徴。
私は、ペリカーノジュニアにはそれぞれ好きな色をセットして、標語やカードコメントの記述に使っている

Safariはもっと実用的に、何でもかんでも青(F)と黒(EF)でカリカリ書いてきた。

最近気になるのは、 キャップタイプの筆のインク漏れだった。

インクが漏れて、どうしても握り部に付着する。
指は常にインクまみれとなる。

これが美しくない。

そこで、キャップレスって、指が汚れないんじゃないの? ということを思いついたのがdialog3を見直すこととなった発端。

今まで反発硬めのステンレススチールニブを使い続けてきた。 特にSafari のカリカリ感覚が心地よい。
青インクは、ラミーブラウ(青)が気に入っていて愛用し続けてきたが、黒だけは漆黒がよくてパイロットを コンバーターで吸い取って使っていた。 黒々しさはパイロットには敵うモノはなと思っていた。 その分、洗うのも非常に手間で他の5倍はかかる。
ラミーが1回で終わるところ、4回は水を替えてコップに浸け置き洗いする。
青はカートリッジとインク壺の併用。 一番よく使うから。
(しかし、ここ最近2つとも行方不明)

何度も購入をためらってきた価格以外の理由として、ニブがある。
これまでずっとステンレス・スチールニブだった。 14Kプラチナコーティングはやはり柔らかそうである。
そして、太さもこれまでのものと違うことは容易に想像がつく。
だが、どれくらい柔らかいのか想像がつかない。
どの太さのニブを買えばいいのかさっぱりわからない。

少し余談を挟むが
しかし、最近は顔料インクのいいのがたくさん出てるんだね...「漆黒」という名のものもある。
某事務用品店の1Fが万年筆を筆頭に主に海外の筆記具彩色具のショールームみたいになってい「老舗事務用品店」の1Fとは思えぬ店構えに最近リニューアル☆ 什器が黒ですよっっ(≧∇≦) ガラスショーケースですよっっ(≧∇≦) スタビロのマーカなんかもズラーッと置いてある!
明確な目的も無く、オープン後インクを眺めに週1くらいで通っている。
以前もコーナーはあったのだが、2Fの隅にひっそり置いてあるだけでなかなか眺めるとはいかなかったのだ。 今度のインクフェアが楽しみだ。 完全インク沼進水。

はい、トンボのスマートレポーターの軸にJetStream多色用を別注して愛用しているアノヒトはワタシです。←多分店舗スタッフさんの認識はコレ

どれを買うべきか?

他人のブログを随分読みあさったが、Safariと比べたものはみつからない。

結果、これは買ってみて、試してみるしかない ということに

それじゃ、EFとF両方買うしかないな ということで
とりあえず2本注文した。←馬鹿だ


早速届いて、最初はカードリッジがいいだろうな ということで
手持ちのブラウ(青)とビオレット(紫)をそれぞれ差し込んだ。


最初は圧加減がわからず、先が割れてインクが擦れてしまう。
ほぼ、何を書いても擦れる

ぜんぜんつまんない。

そこからほぼ毎晩、
写経を始めることにした。

5日くらい続けてみると、こちらもニブを理解し始めるし
また、ニブもこちらを理解しようとしてくれている、多分。
擦れの頻度が格段に減り、書くことがかなり楽しくなってきた。
ここまでで、それぞれのカートリッジはほぼ使い切ってしまった。


でだ。(R)大熊猫
未だ、EFとFの明確な太さの差が見いだせないでいる。


3種類で書いてるけが、違いが判り難い
須磨:safari ステンレス F
御法(みのり):dialog3 14K F
薄雲:dialog3 14K EF
若紫:dialog3 14K F


Safafiでは確実にはっきり違いを感じながら書いているのだが、dialog3はまだつかめていない。
これは、個体差なのか?それともdialog3の特質なのか? わからない

ということで、あと2本 EFとFそれぞれを追加で買ってみることにした。
幸い軸色は全部で4種類だし。(ナニカがオカシイ

とりあえず、3本目がとどいた

いろいろおかしなことになっているのは重々承知


今回は、CrystalinkのRhodonite(ピンク)をコンバーターで吸ってみた。
軸はパラジューム。F(細字)で。 そう、dialog3最初の作品である。

先の琺瑯のような2本(ピアノブラックとピュアホワイト)とは肌触りが全然ちがう。
細かく微かに存在する梨地はザラ感が心地よい。

そして、dialog3用コンバーターがタコだということが解った。←あとから、思ったのはシリンジ針中の空気かのかな...とも(タコではなく仕方が無い)

Safari用コンバーターの出来がよいせいか、半分も吸い上げないことにイライラする。
それで無理して右手がインクまみれ。 ハミングバード(コンバーターと接続して注射器の要領でインクを吸い上げる便利グッズ)使っている意味がない。 ま、ニブが余分に汚れなくてそれはそれなんだが。

ハミングバード(ハチドリという花蜜を吸って飛び回る小さな鳥から)
ターコイズの筆蹟は、Safariスケルトン F これはもう20年くらいの付き合い
お互いに癖を理解っている存在。 一番扱いやすい個体。(ここには写ってない。念のため)






ところで、Crystalink(インク壺30ml)の粘度の高さったら! 
インク壺を開けた時のグリッター感にビックリしたが、書いてみたらそうでもなかった。
ただ、速乾性が高くて。 それは予期せぬ朗報。
ラミーは相対的にどのインクも速乾性良と個人的には評価している。

粘度が高いせいか、カートリッジ(インク壺50ml)と比べてシルエットが細い気がする。
広がらないんじゃないだろうか。
やはり一刻も早く、EF(極細字)にCrystalink入れてみたくなるじゃないか。←をゐ


今のところ書いてみて、
(ところで、だれか間違いを指摘して・恥)
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・ 太さ比較 ・ ①14K同士のEF(ヴィオレット)とF(ブラウ) 横書きなら少し違いが出るか? ・ ②ステンレスニブと14KニブのF同士 違いを示してる人が存在しなかったのでやってみた ステン(サファリ)が明らかに太い というか、14KFニブがEFと区別つきにくいのがいけないんだ ・ ◯暫定総評◯ safari ステン F > dialog3 14K F ≧ dialog3 14K EF > safari ステン EF ・ 一旦、ニブ評価はここで終了 ・ ヱヴァ日本刀展 たしか2013年師走上野の森 その後ヨーロッパ巡回 オサフネに凱旋展示。 今一度、長船刀に日帰りで鑑行けないか?ってかなり検討したけど結局行けなかったんだよな ダマスカスなロンギヌスの槍、もう一度見たいな ・ #dialog3 #safari #LAMY #14K #EF #F #カヲル #ヱヴァンゲリヲンと日本刀展 #源氏物語 #与謝野晶子 #雲隠れ

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これが、14Kニブの初日
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#Medjed #dialog3 #LAMY

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題材が悪かったのか... これも初日。

万年筆は1本ずつ個性がある
だから、同じシリーズ同じ太さでも買い足して試してみたくなる。
興味ない人には何を言っているのか意味不明だろうけど。
2016年10月17日の投稿


くるっと180度まわして、カチっと止まる

何度やっても、嬉しくなる行為
キャップレスってこんなに心地よかったのか!
指も汚れないし(フツウに使えば)
あとは、互いに解り合えたなら、万年とはいかなくとも長く付き合えそうな気がしている。

できごろこで

せっかくこんなにあるのだから、フツウの人ができなこと・思いつかない(お馬鹿な)ことを

中身を別の鞘(軸)に組み合わせてみたらどうなるか?やってみた
これね、
1本ずつ、調整してるということを知る。 驚いた。
正位置で出てくる組合せは出荷された完成品だけってことだった。
この1本が完成するまでに、2年と聞いたことがあるが。 なるほど。
取っ替え引っ換えは無理ですよ


鞘と中身を分離したらこんな感じ 全部ねじ切り溝だけで組み立てられている(この表現でいいかどうかわかんないけど)
パラジュームは現在コンバーターでクリスタルインク(Rhodonite)を使用中

上:ピアノブラック鞘軸×ピアノホワイト中身
中:ピアノホワイト鞘軸×パラジューム中身
下:パラジューム軸軸×ピアノブラック中身

ぜんぜん、どれも合わない
1つ1つ微調整されているんだろうね、多分
ニブの挿入角度も1つずつちょっとずつ違っていて
実はパラジュームが一番苦手。 筆圧が伝わりやすく、ニブ先端が割れすぎて擦れの原因となっているようだ。
正常位なら、180度ツイストしてこの位置になる
クリップにかかるか、かからないかで指を挟んで握る



diaglo3のススメ

Safariは限定カラーたくさん持ってるという人、14Kニブのdialog3オススメだよ。
Safariと違って、手にしたその日から上手く付き合えない、育てていく良さがある。

さて、残りの1本なんだが... (続く


暫定総評

safari ステン F > dialog3 14K F ≧ dialog3 14K EF > safari ステン EF
としてはみたが...

上(蛍):(ビオレット-カートリッジ)dialog3 14K EF
下(花宴):(ブラウ-カートリッジ)dialog3-14K-F/(ターコイズ-カートリッジ)safari ステンレス F
太さに違いが見出せるか? 寝せ気味に書いてみた。 判らんっ(^_^;;



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