Time Machineでまぁまぁ充分だと思っていた。
ただ、中断するとその後の作業が異様に遅いと感じていた人は多いはず。
それでも、まぁ、充分だと思っていた。アノ事件が起きるまでは。
Acronis(アクロニス) True Imageがどうスゴイか?を話すために
まず Time Machineの話から始めなければならない
ある日、Time Machine(以下TM)で差分バックアップ中、Macが突然落ちた。
その後、そのHDDの挙動(マウント)がおかしくなって、勝手にマウント/アンマウントを繰り返したり、アンマウント(取り出し)しようとしても、できなかったり...。
そりゃもう、システムごと巻き込んでやらかしてくれる。
えぇ〜 カンベンしてよう!
そこで、以前からParallels Desktopをバージョンアップ時に一緒(勝手)にインストールされたTrue Imageが放置されていたのだがw(その頃はTMで充分だったし)、Unlimited版なら、クラウドに容量制限なく(1PCライセンスあたり)バックアップができるというプレゼンを AUGM三重2015 と AUGM鹿児島2015 で見ていたので、やるなら今しかない! と、とにかくクラウドバックアップすることに。 手元に1.75TBをカバーできる空きHDDがなかったからで、だが今考えればとってもスゴイことだ。
昔(2003年頃)は傘のマークのバックアップが.Macという最初のAppleクラウドサービスであったのにね。今や、ストレージ容量は余裕のTB超えだからして、もうムリなのかな。アレ、よかったよね...(無料だったし)
こちら、あとから入手した Acronis(アクロニス)のTrue Image 3ライセンスパッケージ版 厚めなPC版と薄めなMac版のアナログ的取説 |
困ったことがあるまでは読まなくてよいし、だいたい読まなくてもわかりそう。
一応PC用の取説も一通り読んだけど。
不幸にも、True Imageすごいかも? と思ったデキゴト
1つ前のエントリー「Time Machineで差分バックアップ中、Macが突然落ちた。ら、どうなるの?」で、外付けHDDにTMで差分バックアップ中Macがシステムごと強制終了したら、非常に残念な結果になった。という内容を書いたのだが、
実は、True Image での一番最初のバックアップでも同じことが起きていた。
しかし再起動後確認すると、途中までちゃんとバックアップされていてその後もスムーズにバックアップされた。
最中にシステムが落ちたからって、絶対に壊れるというわけではないだろうし、逆にTrue Imageだから絶対ダイジョウブということもないだろうが、
TMで痛いめ見た直後だから、このヘンからもう True Imageのトリコ に。
True Image的1ライセンスの考え方は以下。
- Mac と Win は2台で2ライセンス
- Mac と Mac の中のParallels Desktop内のWinはいくつでも1ライセンス
- Mac と USB などで物理的に繋いだ外付けストレージは基本*いくつでも1ライセンス
- Mac や Win に複数のHDDが内蔵されていても、それぞれ(MとWで)1ライセンスずつ
簡単に、最初のバックアップだけ説明
最初のバックアップ ソースとターゲットの選択に戸惑ったのでメモ |
約850GBのデータをUSB3.0接続の外付けHDDにバックアップとったら
20:26から始めて、翌02:39に完了した。 イニシャルは約6時間かかったことになる。その後、デフォルトでは毎日1回差分バックアップを取る仕様だが、アプリケーションを立ち上げなくてもバックグラウンドで勝手にやっておいてくれる。(ただしこれは物理ディバイスではなく、クラウドディバイスで行うべき設定)
ヤル前に、気がつくべきだったことが1つある。
それぞれのストレージ名称をあとから変更すると大変なことになるので、最初ちゃんと固定しておくことがとても大事みたい。
(こういうの、TMだと何気なく対応してくれてるから... ね)
結果、削除してやり直したり いろいろ勉強になった。
HDDの名称をミスったので、 結果このバックアップは削除してやり直すことに... トホホ |
バックアップとって一安心... の前にもう一手間
ブータブルメディアの作成を忘れてはイカン のだ
コンピューターが自力で起動できなくなるという重大な事故が発生した場合、活躍するのがコレ。ブータブルメディア。
最低4GB以上のUSBメモリーを用意する。USB3.0とか速いやつがいいよね
メニューバーから《ブータブルメディアの作成》を選んで ボタンを押すだけ |
ブータブルメディアの中身。 あ... OS起動ディスクね! |
いわゆる、OS起動ディスクね。(今じゃもうお見かけすることもなくなりましたが、懐かしいww)
ワタシのOSはどうやら Mavericks のようです(ヲイ
ちなみに、作成したブータブルメディアの空いてるところに書類データを置いても問題ないそうだ...
気になる、Time MachineとTrue Imageの違いを確認しておく
Time Machine | 項目 | True Image | |
---|---|---|---|
Unlimited | limited | ||
時間がかかる...キガスル |
中断後
再Backup | 1度スキャンしてると速い...キガスル | |
な し 強いて言えば「どこでもMyMac」?用途ちがうけど |
クラウド
サービス | あ り データ共有も可能 | な し (物理外部ストレージに対応) |
できない バックアップしない「排除機能」はある |
複数設定でBackup
| できる | |
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わかりやすさ
|
| |
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特記事項
|
|
|
保存した物理ストレージがあるところ |
リカバリー条件
| 出先でも修復可能(ただし高速インターネット環境が必要) | 保存した物理ストレージがあるところ |
(True Imageサポート要件 を参照すると、exFATはサポート外となっているんだよなぁ...)
トライアル1ヶ月の間でもクラウドサービスは使えるが
たしか、容量無制限ではなかった記憶...
ナレッジベースで見つけられなかったのだが 55034: Acronis True Image 2015: 試用版の制限 アナログ取説に書いてあった(のを思い出した)
Acronis True Image トライアル期間のクラウドストレージは250GB制限 |
以下は、トライアル版でも登録必須の「マイ・アカウント」で確認できたクラウドサブスクリプション一覧(全5種類)の図たくさんあって、よくわからない。Unlimitedにしとけってこと?そもそも、トライアル版はアカウント登録しなければ利用できない
注意:製品版Unlimitedは容量制限ないと思ったら... そんなことなかったw
ページ末尾にこんなことが...!1ライセンスにつき、3TBか... ちと厳しいな。笑
ここは3ライセンスパックだと単純に3倍になるのかな?だったらそっちの方が購入がお勧めかも
そうなのか... 最近evernoteもプレミア会員無制限の看板下ろしちゃったしな。無制限ってコワイよね。
実際の作業手順は次回以降のエントリーで登場予定
とにかく、本当に必要になる前にいろいろ試しておく必要があるんだな ってことはわかった。
とても一度に全部は書き切れないので詳細は今後エントリーしていくことに。
最終的な野望メモ
来年MacBookPro15吋(HDD 1TB+750GB)から MacBookAirできれば13吋(Retinaが出ると信じてる)に乗り換える。
その為には、内蔵ストレージが絶対小さくなるので、データの全てを外部ストレージに引越すつもり。
- システムをクラウドと手元のHDDにそれぞれバックアップ
- 他のものより信頼度低いMyPassPort Wirelessは2TBをクラウドバックアップ
- 信用度高めの外部ストレージをもう1つ用意(2TB)
- 本当は「どこでも My Mac」にしたいのだが...(ISP支給のルーターが対応できないことが判明)