2020/05/07

再び台湾大哥大の電話番号を維持する 理由とSIMの種類について2020

これから、数回に分けて台灣キャリアのSIMを維持する理由と方法について説明する

まだ空前の台灣ブームがやってくる前、
台灣キャリアは大手3社が空港に店を出すのみで、観光客でも半年(180日)に1度チャージすれば電話番号を維持できる状態だった。 現在、観光客が購入するSIMは当初の契約期間が終われば再利用できないものになっている(短效期預付SIM)。
2017年頃、中華電信と台湾大哥大の2SIMを運用していたが、一度手放すことになった。
少額のリチャージカードを台北駅地下街で購入し細々と運用していた、あの頃は2.6NTDJPYだった。

参考:01台湾大哥大と中華電信のプリペイド SIM カード徹底比較してみた|台灣2013

最近は毎月のように出かけていているため、常客証という名の外籍商務人士使用快速查驗通關證明(入国審査がファストパス扱いとなる、魔法のカード・笑)を発行して貰っている。
まさしく「Speedy Immigration」を通過して10分以内に通過できるから、使い捨てのSIMを買う列に並んだとしても、大して混まず困っていなかった。
だが、とうとう日帰りすることになり、「使い捨てSIMは最低でも3日から。勿体ないなー、やっぱり維持出来るSIMにしよう」ということになった。

これまで不自由していなかった理由は050-IP電話番号があるからだった。
私はホテルも交通も全て自己手配している。 その際
現地で連絡の取れる電話番号を事前(予約時)に知らせておく必要がある。
それについては、050-IP電話で、楽天に買い取られたSMARTalk(当時のFusion)を2013年から使っているため、問題ではなかった。
現在、国際電話発信をする場合のみ、楽天の指定フリーダイヤルに連絡して事前アクティベートの必要はあるが既にそれも済ませている。
しかもSMARTalkの場合、留守電音声を添付書類として任意のメールアドレスに送ってくれるサービスがある。 これなら時間が経ったら削除されるなどの誤操作の可能性がなく、必要なものを手元に残しておけるという優れた機能が気に入っており、不便を感じなかったからだ。
留守電サービスは、普段日本でも大活用している。 日中電話に出られないことが多い人にはうってつけのサービスだと思う。
また、複数枚のクレジットカードがあれば、その枚数分回線を契約することも可能。

参考:050IP電話(このブログ内でのエントリー一覧)
【コラム】 詳しく知りたい、海外での使い方 | SMARTalk


*常客証の取得と、入國登記表 ARRIVAL CARD(網路填寫入國登記表・Online Arrival Card)については、別ブログで備忘録も兼ねて紹介予定。

今回はSIM入手時のことをまとめてエントリーする。

台湾大哥大のトップアップ(リチャージ)可能なSIMを入手について

さて、最近の桃園国際空港では、
以前は現金でしか購入できなかったSIMも、大手キャリアは国際ブランドカードで購入可能となった。 台灣市中でのAmexの扱いは台灣省内の金融機関発行カードしか利用ができないとう店がほとんどなのだが、空港内はそんな縛りもなく利用できる。 ただし、Amexが利用できるのは中華電信(Chunghwa Telecom)・遠傳電信(Far Eastone)のみ。 台湾大哥大(Taiwan Mobile)はAmexNG。これには少々驚いた。
中華はVISA/Master/AmexならOK(JCBは確認していないので不明・多分大丈夫)。 遠傳はVISA/Master/AmexOK(多分、JCBもOK)
他に、台灣之星(T STAR)現金のみ、亞太電信(Asia Pacific Telecom)未購入なので知らない
といった具合に、桃園国際空港で入手可能な台灣SIMはほぼ試している状態。



中華電信(Chunghwa Telecom)VMA(J)音声サービスに日本語あり
アプリからトップアップ可能・トップアップカード入手可能
台湾大哥大(Taiwan Mobile)VM
以前、Aは断られた
アプリからトップアップ可能・トップアップカード入手可能
遠傳電信(Far Eastone)VMA(J)アプリからトップアップ可能・トップアップカード入手可能
台灣之星(T STAR)現金のみ通信速度、満足。 繋がらないということもない。
亞太電信(Asia Pacific Telecom)不明



(右側)一般観光客が買うが短效期預付SIM卡 利用期間があらかじめ設定されたもの。カウンターで何も言わなければこれが渡される。
(左側)年3回くらい往来するリピーターが買った方がいい預付SIM卡 預付とはプリペイドのこと。こちらは有効期限内(180日)にトップアップすることで電話番号の維持が可能。


  • 短效期預付SIMの場合
    • ▷たとえ、滞在旅程が延びても、初期契約以上の期間延長はできない
  • 預付SIMの場合
    • ▷トップアップ(リチャージ)後、SIMの契約期間が180日延長となる
      ▷渡航予定に関係なく、有効期限内に少額ずつ課金すればSIMが延命できる
      ▷トップアップは、アプリ(ログイン設定後)・音声サービスを使えば日本からでも手続き可能


空港では、短效期預付SIMしか買えないと思っていたから
とりあえず、延命不可のSIMを買っておいて、市中で預付SIMを購入するという計画だった。
が、台湾大哥大コントロールエリアカウンターで「トップアップ出来るSIMはどこで買えますか?」と対応してくれそうな市中の旗艦店について訊いてみたら...
「え、トップアップが欲しいの? あるよ!」と、電話番号の束をトランプみたいに20枚ほど並べてくれた。
この時点で、ミニマム3daysトップアップ不可SIMを購入済みの私。 SIMの交換だけで、追加料金はかからなかった。
これで、仕事がひとつ片付いちゃった♪ なんでも訊いてみるもんだ。
旗艦店の目星も調査済み。 あわよくば、カウンターから電話してもらって話を通しておいて貰おうとしていた。 が、それも必要なくなったというワケ。 なんか、楽勝だった。

ちなみに、
我々が利用する台灣のプリペイド・パケット通信には2種類の計算方法がある
  • 計量型 :50元 250MB/30天(250MB使い切るか30日利用するかどちらか早いほうで50NTDのプリペイド) から現在アプリで確認できるだけで11種類
  • 計日型:連続した指定日数間(24時間制) 上限なしで利用できる 「計日無限上網」と書かれている

私がいつも計日型を契約する。 理由は
  • デザリングOK 端末をいくらでもぶら下げられる。 いつも3端末ぶら下げている
  • 速い! ホテル・公共Wi-Fiよりも速い(ホテルはADSLでルーター2つとか。システム覗けたことがあって...見ちゃった。AirMac Express 2台だった。約80室のホテルで...)
  • 本当に上限がない 今まで止まったことはない。
  • とはいえ、長期滞在で地方に行くとき時には念のため、キャリア別で2SIM契約するけど。
  • ミラーレス一眼の画像・動画をバックアップを毎晩クラウドに投げるのだから1日10GBなんて、あっちゅー間だ
  • Wi-Fi利用可能でも全部がOKではなくて、GooglePhotosのアップロードポートは閉じてるところも遭遇する。(先日破産申請したファーストキャビンとか)

トップアップ可能なSIMは電話番号を選ばせてくれる

コントロールエリア(入国審査前)で購入した価格

以下、非コントロールエリアの各価格表
小さく表示しておくので、ライトボックスで詳細は確認してほしい

台湾大哥大(Taiwan Mobile)
国際ブランドクレジット支払いVM・多分JもOK
(映り込みが激しかったため、手書きで書き起こした)

台湾之星(T STAR) 支払いは現金のみ

台湾之星(T STAR)レンタルモバイルルーター
支払いは現金のみ

遠傳電信(Far Eastone)出国SIM
VMA支払いOK 多分JもOK

遠傳電信(Far Eastone)モバイルルーターレンタル
VMA支払いOK 多分JもOK


☆中華電信(Chunghwa Telecom)の非コントロールエリアカウンターは到着ロビーではなく、到着から出国ロビーに向かう途中、両替所と日本通運(ペリカン便)の並びに独立して店舗を構えている。サスガ台湾のドコモ... 
価格は大哥大・遠傳と変わらない。 遠傳が少し変わった刻み方をしているので、よりフィットしたタイプを選びたいなら、遠傳でもいいかも。 遠傳で約2週間山以外の地方も行ったが、電波状況は何ら問題なかった。
いろんなことに自信が無いなら、充実の中華がオススメ。 自動音声サービスや取説に日本語があるから。

中華電信(Chunghwa Telecom)


コントロールエリアの3大キャリアカウンター
背面にも 2社カウンターあり
左手には、入国審査の長い行列
ここも、並ぶ日は並んでる。だが、非コントロールエリアよりは全くマシ

非コントロールエリア キャリアカウンター
左から、遠傳電信、台湾大哥大、台湾之星


余談だが、私がアテンドする時は
空港のコントロールエリア内でSIMを1人1つ契約して来て貰っている。(非エリアより比較的空いている印象)
両替できなければ、当座の費用を1000NTDほど先渡したりしているので素早く離脱できる。
空港から台北MeinStationまでのMRTは、A・D以外のクレジットカードで購入可能なため、集合場所を台北駅にしている。 こちらも、90分以上の時間を省略できる。
「1グループに1台のルーターレンタル」している旅行客をよく見かけるが、行動制限が大きいなどの理由からオススメしない。 
キャリア縛りの携帯しかないのなら、ルーター代わりにAndroid SIMフリー携帯を貸し出している。
空港を始めとする公共Wi-Fiはまず繋がらない・繋がっても激遅で充足しないと思った方がいい。特に空港はひどい。 私が許容できるスピードなのは今のところ、桃園空港MRT車輛内とRegent台北Hotelの大班ルームだけだ。

Wi-Fiと言えば、1日だけならWi-Fiだけで過ごせないか? とも考え 以前使っていたTipei-Freeはどうなったのか?と調べてみたら。
今は観光客は利用できないとのことで、i-Tiwan垢を録り直さねばならないと知り、
早速取りに行ったら何度試しても、SafariでもChromeでも警告が出るので取得を諦めた。
10年前のTaipei-Freeはそんなに遅くなかった。 ただし、スポットに立ち止まっての使用となる為、GoogleMapで地図を見ながら利用するというのは難しい。
現在のスピードは、次回の来台での検証項目にする。

2019年12月末頃のi-Taiwanのページ
今はエラーも解消されているようです
参考:i-Taiwan



延命可能SIMを取得したら、やっておくべきこと○点

1.アプリをアクティベーションするために、パスコードをSMSで受け取る
...紹介しようと思ったが、長くなったので、次エントリーにつづく。




今回のエントリーは、説明というより個人的備忘録を兼ねているので(迷った時に見る、メモ)少し理屈っぽくなってしまいました。
何の目的で何したのか、忘れちゃうんだよね、書いとかないと



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